リリース:MokaFive Virtual Desktop Solution 1.0 (20080521-1)
永遠に続くかと思われた「MokaFive Player 1.0」(旧「LivePC」)の開発がついに終了した。MokaFive社(旧Moka5社)は製品版を5月21日に発売する。
ここに至るまで、同社はちょうど3年(そのうち1年は活動内容を明かさない「ステルスモード」)を要し、(最高経営責任者をはじめとする)複数の幹部交代を経験し、社名と製品名も変更し、市場参入戦略の方向性までも変えた。
このほぼ100%に近い転換の結果、「MokaFive Professional」と「MokaFive Express」の2つのエディションからなり、「Virtual Desktop Solution」シリーズと呼ばれるデスクトップ仮想化製品用のラッパが完成した(現在サポートされているのは「VMware Player」のみ)。
前者はエンタープライズ機能を提供していて年間契約で利用し、後者はコンシューマー市場がターゲットで無償となっている。
共通のエンジンはVMware Playerを強化すると思われ、次のような新機能がある。
- 仮想マシンのアップデートをネット上で作成して受け取る機能(ExpressエディションはMokaFive Labサイトのみ)
- (「Predictive Fetch」と呼ばれるキャッシング技術経由で)完全にダウンロードされる前に仮想マシンを実行する機能
- スナップショットを使い、ユーザのデータを消さずに仮想マシンをクリーンな状態に戻す機能
- USBデバイス(USBメモリやiPod)から実行する機能
これらに加え、新しいMokaFive Professionalには複数仮想マシンの集中コントロール、その仮想ハードディスクの署名登録と暗号化、そして制限時間の定義といった新機能もある。
これらの機能により、MokaFive社は「Sentillion vThere」、「VMware ACE」、および「Microsoft/Kidaro Workspaces」など、セキュリティだけに重点を置くほかの仮想化ラッパとも競合することになる。
VMware社のプラットフォーム(Player)を利用してVMware社自身が自社製品(ACEや、もうすぐWorkstationも登場)で提供する機能を実現する製品は、購入を検討する顧客が戸惑う可能性がある。そのため、MokaFive社が遅かれ早かれほかの仮想化プラットフォームを採用する可能性は高い。「Parallels Desktop」は既にSentillion社に採用されているため、候補としては「Sun VirtualBox」が良いかもしれない。
その見事な人脈を考えると、MokaFive社は近い将来ほかの複数の仮想化製品でも何かしてくるかもしれない。Frank Artale氏(Citrix社バイスプレジデント)、Dale Fuller氏(Phoenix社会長)、そしてUrs Hölzle氏(Google社業務担当シニアバイスプレジデント)は全員が顧問に名を連ねている。
さらに同社は、VMware社元R&DディレクターのShaw Chuang氏のいるHighland Capital Partner社から1500万ドルの出資も受けている。
大事なことを言い忘れていたが、Intel社もつい先日、MokaFive社を同社のSoftware Partner Programに登録している。
製品はWindowsとMac OSの両方に対応する。Expressエディションの無償ダウンロードはこちらから。
これに従ってvirtualization.infoの製品ロードマップを更新した。
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