リリース:Citrix XenDesktop 2.0 (20080520-4)
待望のVDIソリューション、「XenDesktop」がCitrix社からついに登場した。
完全な初リリースであるにもかかわらず、同製品のバージョンは何らかの理由により2.0から始まっている。
2007年10月に初めて発表されたXenDesktopは、「Desktop Deliver Controller」(DDC:旧「Desktop Server」)と呼ばれる新しいVDIコネクションブローカに多数の製品をバンドルしたもの。
購入後すぐそのまま利用できる「Virtual Desktop Infrastructure」を実現するため、Citrix社はバックエンドの仮想化インフラ(「XenServer」)、ストリーミングサーバ(「Provisioning Server」)、アプリケーション仮想化/ストリーミングサーバ(「XenApp」)、SSL VPNゲートウェイ(「Access Gateway」)、監視スイート(「EdgeSight」)、QoSエンジン(「WANScaler」)、リモートコントロール(「GoToAssist」)、そしてVoIPゲートウェイ(「EasyCall」)など、複数の製品をDDCに組み込んだ。
これにより完成したバンドル製品は以下のようになっている。
- 「Standard Edition」(XenServer + Desktop Delivery Controller + Access Gateway)
- 「Advanced Edition」(Standard Edition + Provisioning Server)
- 「Enterprise Edition」(Advanced Edition + XenApp)
- 「Platinum Edition」(Enterprise Edition + EdgeSight + WANScaler + GoToAssist + EasyCall)
(これらのバンドルに管理コンソールの「XenCenter」が含まれているかどうかは明らかでない。)
驚いたことに、Citrix社はこれらのエディションと一緒に、Standard Editionと同じ内容ながら同時ユーザが10人までに制限された特別版の「Express Edition」も発表した。
この措置は、Citrix社の長年のライバルであるEricom社が、Xenベースの無償ハイパーバイザーである「Oracle VM」用に「PowerTerm WebConnect」という自社コネクションブローカの無償エディション(機能無制限)を先週投入したことを考えると特に興味深い。
XenDesktopは、クライアント層ではリモートデスクトッププロトコルとして「Citrix ICA」しかサポートしない。
一方、ブローカ層(「Desktop Deliver Controller」)ではWindows Server 2003しかサポートしない。
サーバ層の方は、Windows XPとVista(32ビットのみ)の仮想デスクトップしかサポートせず、「Virtual Desktop Agent」のインストールが必要になる。
Citrix社がXenDesktopに自社製ハイパーバイザーを用意する一方で、同製品がVMware ESXや、Microsoft Hyper-Vも登場後にサポートする点は注目に値する。
XenDesktopはさらに、登場(発表通りなら1月)に合わせて「Microsoft System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)2008」とも統合される。
新しいDDCコネクションブローカは、このクラスの製品で典型的な次の機能を提供する。
- Active Directoryの認証
- セッション管理
- セッションの吸着性
- 仮想デスクトッププログラムのサポート
- 高可用性のサポート
同製品の価格は選択するバンドル製品によって異なり、同時ユーザ1人当たり75ドル(Standard Edition)からとなる。
XenDesktop Expressの無償ダウンロードはこちらから。
XenDesktopエディションのこのほかの試用版のダウンロードはこちらから。
これに従ってvirtualization.infoの製品ロードマップを更新した。
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