VMware VI 3.5 Update 1の問題からパニックが発生 (20080414-1)

4/14/2008   |   原文はこちら (English)

VMware社は4月10日、同社フラグシップ製品「VMware Infrastructure 3.5 Update 1」向けのマイナーアップデートを初めてリリースした

かねてからの予測通り、多くの顧客が週末を使ってこの新ビルドをダウンロードし、インストールした。
だが残念ながら、早めのアップデートを実施したこれらのユーザからアップグレード手続きに関して芳しい感想は出ていない

最大の問題は、ビルド番号を見ると用意されたコードがUpdate 1用のものでない点だ。サイトにある最終ビルド番号は84782だが、ダウンロードしたものはビルド84767というバージョンをインストールする(この矛盾はMD5署名のミスマッチでも確認された)。

この誤ったビルドは、プラグインが無効になる、VirtualCenter Clientがクラッシュする、ゲストOSテンプレートが消える、カスタマイズできなくなるなど、アップグレードを試みた不運な初期導入者にあらゆる技術的問題を引き起こした。

多くの時間が無駄になった上、なかにはVI 3.5 Update 1を実際に研究室にインストールしたり、本番環境に直接インストールしたりと、ビルドのミスマッチが生産性に影響を与えたケースもいくつかあった。

VMware社には直ちにこの問題が報告され、翌日にはパッチの再ダウンロードが始まった。ただ、再ダウンロードしたものもビルドは残念ながら84767で、ユーザの間では混乱が続いている。

VMware社は2回目の回答を用意し、問題を明らかにしてきた。MD5はマッチしなくても用意されているコードは正しいものだという。にもかかわらず、クラッシュは相変わらず発生し続けており、顧客は3.5.0へのダウングレードを余儀なくされている(これにより、仮想インフラの各層ごとに異なるビルドがあるという面倒な混乱が発生している)。

週末が完全に明けてもVMware社ではまだこの問題を解決できずにいるが、一方で、この問題の影響を受けたユーザの数は急増している。これまでのところ、この話題を扱ったVMTNスレッドには989件のアクセスと79のリプライがある。


VMware社が正式なリリース時に誤ったビルドを公開するのは今回で既に2回目だ。同社では2007年12月のVI 3.5.0リリース時に既に失敗を犯している。しかも、正しいビルドがネットで公開されたのは2008年2月になってからのことだった。

一般公開時に多数の異なるビルド番号が出てくることに既に不満を訴えている顧客は、VMware社が2回目の失敗の修正を出すのも2カ月後になるのではと懸念している。