VMware ESX VMotionとMicrosoft Hyper-V Quick Migrationは本当に比較できるものなのか? (20080410-5)

4/10/2008   |   原文はこちら (English)

新たな月を迎え、仮想化業界でも新たなドラマが始まる。Citrix社、Microsoft社、そして言うまでもなくVMware社を巻き込んだ「VMware ESX」のメモリ・オーバーコミット機能を巡る熱い議論があったが、今度は、ESXや、まもなく登場する「Hyper-V」をはじめとする仮想マシンの移行機能が話題になっている。

「ESX VMotion」とHyper-V Quick Migrationを比較し、後者の仮想マシンレジューム速度(最高で8秒)は遅すぎてデータベースサーバやファイルサーバといったネットワーク対応アプリケーションに深刻な障害を引き起こすと述べて火を付けたのは、今回もVMware社の業界調査/競合分析部スペシャリスト・システムエンジニア、Mike DiPetrillo氏だった(技術的詳細はこちらこちらを参照)。

今回は、DiPetrillo氏がQuick Migration」と「XenMotion」の両技術の信頼性に疑問を呈した自身の個人ブログへの最初の書き込みを繰り返しただけに過ぎない。

Microsoft社からはまだ何の回答もない(それに、この書き込みは今回の比較に対する彼らの意見を反映して更新されることになる)が、概してVMotionとQuick Migrationは技術的には比較できない、といって間違いないだろう。

両アプローチとも同じビジネスニーズに対応し、別々の方法で災害対策機能を提供し、それぞれに一長一短がある。しかし、同じ課題に対応している仮想化技術が少なくとももう1つある。(Novellが買収した)PlateSpin社やVizioncore社などの企業が提供するPhysical to Virtual(P2V)移行技術で、これはVMotionやQuick Migrationとは異なる。

DiPetrillo氏は具体的な理由があってこれらを比較しているが、マーケティングや営業部門は、重要な技術上の違いを軽視して完全に異なる2つのインプリメンテーションを並べようとする傾向がある。
すると顧客は混乱し、さらに詳しい説明を探し始める。最近は、大勢のユーザの技術的疑問を解明するのに最適な手段がブログ戦争なのだ。