仮想ハードウェアのホットアドサポートでMicrosoft社を出し抜くVMware社 (20080407-9)

4/07/2008   |   原文はこちら (English)

1年以上前に仮想化の選定で新しいMicrosoft社のハイパーバイザー、「Hyper-V」(当時のコード名は「Viridian」)を検討していた人々は開発中だった画期的新機能に大きな期待を寄せていた。これが、動作中の仮想マシン内部で瞬時に新しい仮想ハードウェア(仮想CPU、仮想RAM、あるいは仮想NIC)を追加する機能だ。

この機能だけでも、VMware社が大々的に宣伝する製品の採用を法人客が控えるほど十分に興味深いものだった。

だが残念ながら、Microsoft社はホットアドサポートの当面延期を2007年5月に発表した。

この時点で、競合各社がこのような機能をMicrosoft社より先にインプリメントできることが明確になった。動作中に新しいハードウェアを追加する機能は仮想化プラットフォーム本体よりもOSに依存するためだ。
これは、Microsoft社がWindows Server 2003 SP1からインプリメントを開始し、Windows Server 2008で完全に有効にした「Dynamic Hardware Partitioning(DHP)」技術に依存する。

そして今回、予想通りVMware社が真っ先に新しいホットアドサポートを投入してきた。

ただ、公開されたばかりの「Workstation 6.5のベータ1」の機能リストでは、この情報は隠されている。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

仮想ハードウェアの新バージョン ―この新しいハードウェア版には、ゲストOSがサポートしている場合に次のような新しい特長がある。仮想マシン動作中の仮想デバイスの追加/削除(「ホットプラグ対応」)。仮想マシンでのLSI Logic SAS(シリアル接続SCSI)アダプタの使用。3Dグラフィックス機能がデフォルトで有効。Windows Server 2008ゲストへの仮想CPUやメモリのホットアド。

Microsoft社がホットアドをサポートしないHyper-V 1.0「2008年8月登場予定」のリリースに依然として苦戦するなか、VMware社の方は既にリリースが迫っている。

公表されているVMware社のソフトウェアライフサイクルを見ると、これらの新機能はまず「VMware Workstation」に投入され、その後しばらくして「ESX」(旧VMware ESX Server)にも投入されるようだ。したがって、仮想ハードウェアのホットアドサポートは、まもなく登場するESX 3.5.xリリースには間に合わず、ESX 4.0にインプリメントされる可能性が高い。