VMware社、2008年中にも3iアーキテクチャを完全採用か? (20080325-6)

3/25/2008   |   原文はこちら (English)

2007年9月に「VMware ESX Server 3.5」を発売したVMware社は、同社ハイパーバイザー向けパラレルアーキテクチャの「3i」も同時に投入した

従来のVMware ESX Serverと3iの両バージョンの最大の違いは、「Console Operating System(COS)」(VMware社がハイパーバイザー機能の管理と利用の目的で使用するカスタマイズ版「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)ディストリビューション)の有無だ。

実際のところ、VMware ESX Server 3iはRHELベースのCOSを完全には排除しておらず、最小限のサービスだけ提供するようカスタマイズされた「BusyBox」と呼ばれる大幅に小さいディストリビューションとの入れ替えにとどめている。

VMware社がVMware ESX Server 3iに加えた修正とBusyBoxの採用は、フットプリントが小さく、インストレーションの不要なハイパーバイザーを実現した。Knoppixなど、幅広く普及したLiveCDディストリビューションと同じように、これもCD、USBメモリ、あるいは新しい半導体デバイス(SSD)から起動しての運用が可能になる。

VMware社の幹部が発売時に機会あるごとに語ったところでは、時間の経過に伴い3iアーキテクチャが従来のものに取って代わるため、将来登場してくるVMware ESX Serverはエディションが1つに集約されるという。

VMware社は移行ロードマップを公開しなかったが、RedmondMagが伝えたVMware社のプロダクト・ソリューション担当バイスプレジデント、Raghu Raghuram氏の新しいインタビューを読むと、これは意外に早く実現しそうだ。

Raghuram氏によると、3iアーキテクチャは2008年中に主流になるというが、これは、VMware ESX Server 3iが2008年中に幅広く普及することをVMware社が想定しているだけなのかもしれない。しかし同時に、同社が3iアーキテクチャだけを組み込んだVMware ESX Serverアップデートのリリース準備を進めている可能性もある。

VMware ESX Server 3iが発売からまだわずか3カ月しか経過していないことを考慮すると、2番目の推測の方が可能性は高く、これが今後9カ月で既存インストレーションの大半と入れ替わる可能性はまずないだろう。