Cisco社、IOSにKVMを搭載 (20080305-1)
3/05/2008
| 原文はこちら (English)
KVMはこの分野最後発の仮想化プラットフォームだが、これが獲得してきた戦略上のポジションは今のところすべてのライバルを圧倒する。
同プラットフォームは、まず最初に登場してからわずか6カ月でLinuxカーネルに組み込まれ、現在は、カーネル2.6.20以降を搭載したすべてのディストリビューションで最初から使用可能だ。
そして、最も人気の高い消費者用ディストリビューションであるUbuntuにいたっては、Xenに代わってこちらが採用されている。
さらに、Cisco社は今回、同社製ハイエンドルータの最高峰である「ASR 1000」向けで、Linuxをベースにする新しいIOS-XE OSにこれを搭載してきた。
このCisco Aggregation Services Router(ASR)1000は、従来の社内開発IOSをLinuxで置き換え、サービスプロバイダーや最大級の企業をターゲットにしたルータ。
この新機種だけの特長としては、ネットワーキング業界初となる、ハードウェアモジュールを一切使わずに実現したOSの冗長性などがある。
Cisco社はどのようにしてIOSの予備イメージを用意するのだろうか?KVM仮想マシンを使うのである。
現時点では、IOS-XEに採用されているLinuxカーネルやKVMのバージョンはいずれも明らかにされていないが、このようなハイエンド製品に採用するからには、同社は間違いなくその信頼性に確信があるはずだ。
VMware社への出資、基調講演の長さ、そして「VMware ESX Server」用ソフトウェアスイッチ発売の可能性(こちらはまだ未確認ニュース)など、VMware社との関係が深いにもかかわらず、Cisco社が今回の目的にKVMを選んだことは興味深い。
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