準仮想化への長い道のり (20080222-2)
VMwareはここ数年、たいていのシナリオでは準仮想化(Xenのハイパーバイザーや市販の各種派生製品)より自社の仮想化技術(バイナリ変換)の方がパフォーマンスも柔軟性も勝ると主張するために大変な努力を重ねてきた。しかし同社は、準仮想化によってゲストOSのパフォーマンスを最大限に高める努力も同時に進めてきた。
この分野における大きな進展の1つが、準仮想化の標準インターフェースである Virtual Machine Interface(VMI)の登場だった。同社はこれを Linuxカーネルに統合したいと考えていた。
XenSource(現在のCitrix)との長年の論争があったため、VMIがLinuxカーネルのバージョン2.6.21に組み込まれたのはそれから1年後のことだった(Oracleは延期が繰り返されたことに完全に嫌気を指し、 自社独自のハイパーバイザー)を開発してしまった。
一方のVMwareは、全製品ラインアップでVMI準仮想化ゲストOSをサポートする自社の計画を発表した。 現在、VMIは「Workstation 6.0」と「VMware ESX Server 3.5」でサポートされている。まもなく登場する「VMware Server 2.0」は インターフェースもサポートする。 最初からデフォルトでVMIをサポートするLinuxディストリビューションにはNovell SUSE、Ubuntu、およびFedoraがある。
VMwareは現在、自社のすべての準仮想化関連作業の実証を進めるべく、ベンチマーク分析を公開し、VMware ESX Server 3.5でVMIフラグ付きとなしの2つのLinuxディストリビューション(32ビット版のみ)のパフォーマンスを比較している。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載しております。)...
このレポートは、VMIスタイルの準仮想化がさまざまなワークロードでパフォーマンスを改善することを示しています。しかし、パフォーマンスの向上はこれらのワークロードの特性に大きく依存します。大半がユーザーモードとなるワークロードでは、VMI仮想マシンで実行しても改善がさほどありません。 一方、大半がカーネルモードとなるワークロードや、メモリ管理ユニットへの負荷が高いワークロードでは、VMI仮想マシンでの実行が最大限のメリットをもたらします。
VMI非対応のゲストもバイナリ変換でかなりうまく動作し、多くの状況において適切な選択肢であることに変わりはありません。VMwareはハードウェアベンダー各社とも協力し、ハードウェア仮想化の改善を進めています。バイナリ変換、ハードウェア仮想化、そしてVMIスタイルの準仮想化をサポートすることで、VMware ESX Server 3.5ではワークロードとゲストOSに応じた仮想マシンごとに最高の仮想化テクニックの選択が可能になります。
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