ニュースヘッドライン
Citrix社がXenServerとEssentials 5.6のベータプログラムを公開 - 記事更新(20100316-9)
Citrix社は3月16日、2月からオープンソースとしてリリースされている「XenServer 5.6」の公開ベータと「Essentials for XenServer 5.6」を投入する。
新機能としては以下のようなものがある。
- ダイナミックメモリコントロール(DMC)
この機能により、新しいVMがホスト上でブートできるよう既存のVMのメモリ利用率を圧縮してホストあたりのVM数を拡大することができる。 - 自動ワークロードバランシング/電源管理
ワークロードバランシング(WLB)により、ワークロードを最小限のホストに集約して未使用ホストの電源を切ることで消費電力を削減することができる。
電源管理機能は、ウェイクオンLANとHP社やDell社などのベンダー専用インプリメンテーションをサポート。WLBコンフィギュレーションにはWLBアルゴリズムから特定のホストを除外するオプションが追加。 - ロールベースの詳細なアクセスコントロール
管理ユーザには複数のロールから1つを割り当てることができ、それがXenCenterやコマンドラインインターフェース(CLI)から実行できる動作を決定する。 - 管理関係のログと監査
XenCenterやCLIから行われた管理関係の変更処理はログが記録され、XenCenterのWorkload Reportsに表示される。 - StorageLinkサイトリカバリ
ストレージレベル・レプリケーションの統合を強化することで、予備災害対策サイトにおける仮想インフラ全体のリカバリが可能に。 - Citrix Licensing Serverの統合
Citrix Licensing Serverに適用されるライセンスによってEssentials for XenServerの機能が有効にできるようになった。 - Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Oracle Enterprise Linux 5.4のサポート
- ホストあたり最大64基の論理プロセッサ、256GバイトのRAM、そして16枚のNICをサポート
- XenCenterでOVFの読み込み/書き出しをサポート
もちろん、最初の2つの機能が最も興味深い。
メモリオーバーコミット・テクニックのDynamic Memory Control(DMC)は動作中の仮想マシンのメモリを自動調整するが、管理者が指定した所定の各種機能制限(ダイナミック最小値およびダイナミック最大値)範囲内にメモリを抑える。
DMCを有効にすると、ホストがいっぱいでもXenServerは(動作中のVMのメモリ割当量を決まったダイナミックレンジ内で減らすことにより)メモリの再要求を試みる。このようにすることで、動作中のVMはホスト上のすべてのVMのダイナミック最小値とダイナミック最大値の間で比例して絞り込まれる。
したがって、DMCが有効で、ホストのメモリが十分にある限り、動作中のすべてのVMにそれぞれのダイナミック最大メモリ値(Dynamic Maximum Memoryレベル)が与えられる。DMCが有効でもホストのメモリが不足している場合は、動作中のすべてのVMにそれぞれのダイナミック最小メモリ値(Dynamic Minimum Memoryレベル)が与えられる。
Citrix社は特定のゲストOSのみDMCをサポートしており、vRAMの範囲も具体的に示している。
この説明を読むと、DMCはVMware社が次期vSphereで投入する「Transparent Memory Compression」技術であるように見えるが、これらが別の異なる技術であることは明らかだ。
一方で、自動ワークロードバランシング/電源管理機能がVMware Distributed Power Management(DPM)と同様の機能であることは明確だ。
IBM社が仮想ラボホスティング用のKVMベースのIaaS(ベータ)クラウドを立ち上げ - 記事更新(20100316-8)
IBM社は3月16日、ソフトウェア開発/テスト用の新しいクラウドコンピューティング・プラットフォームのバージョン2を立ち上げる。
同サービスは、2008年4月から米新興企業のSkytap社が提供しているものと似通った仮想ラボ自動化システム施設に近いようだ。
CNETの報道によると、このサービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)クラウドは、KVMをベースにした新しいRed Hat Enterprise Virtualization Hypervisor(REVH)によって運用されている。
確認されれば、これは新しいRed Hat仮想化プラットフォームで現在最も規模が大きく最も重要なケーススタディーとなる。
IBM社ではその仕組みを紹介する短いビデオを公開している。
このクラウドサービスは、IBM社が2009年10月に投入した「Smart Business Desktop」と呼ばれるプラットフォームの拡張となっている。「Smart Business Desktop Clouds」と呼ばれる部分は、仮想デスクトップとして機能し、VMware社、Citrix社、Desktone社、およびWyse社の技術によって動作する。
皮肉なことに、ウェブサイトにあるDesktop Cloudsのセクションはエラーが発生し、新しい顧客は同サービスにアクセスすることができない。同クラウドは回復力があるはずだが、それを宣伝するウェブページにはないようだ。
最新情報: Red Hat社が公式発表を行い、IBM社の新サービスが同社のKVMベースのプラットフォームで運用されていることを正式に認めた。
ラベル: Cloud Computing, IBM, KVM, Red Hat
Microsoft社がCalista社との統合で新しいVDI製品を発表へ?(20100316-7)
Microsoft社では、以前からVDI市場には参入しないことにしており、VMware社との競争は信頼するパートナーのCitrix社に任せてきた。
だが、徐々にその戦略に変化が出てきた。同社は2008年1月、新興企業のCalista社を買収し、2009年7月にはWindows Server 2008 R2の一部として初のコネクションブローカをリリースした .
virtualization.infoは業界における同社のポジションを考え、Microsoft社はVDI市場への本格参入のタイミングを見計らっているだけだと推測している。
そして今週、より手軽なライセンスによるVDI経費の削減やRDPコードへのCalista社の技術の結合により、Microsoft社がVDIをさらにパワフルにする何らかの動きに出る、とのレポートがいくつか出てきた。
先ごろネットに登場したこの新しいウェブサイトによると、発表は米太平洋標準時3月18日午前9時にも行われる可能性があるという。
2012年時点では仮想化されたサーバの60%は元の物理サーバより危険(20100316-5)
Gartner社は3月15日、仮想インフラのセキュリティに関するレポートを発表し、一般的で知名度の高いリスクのトップ6を公開した。
- 情報セキュリティは仮想化プロジェクトで当初は加味されない。
- 仮想レイヤのセキュリティ侵害はホスティングされたすべてのワークロードのセキュリティ侵害につながる可能性がある。
- V-to-Vコミュニケーション用に作成された内部仮想ネットワークにおける可視性とコントロールの欠如は、既存のセキュリティポリシー実施メカニズムを見えなくしてしまう。
- 各種信頼レベルのワークロードは十分に分離されずに1台の物理サーバに統合される。
- ハイパーバイザ/VMMレイヤへの管理アクセスの適切なコントロールおよび管理ツールが欠如している。
- ネットワークとセキュリティのコントロールで作業分離が欠如している可能性がある。
virtualization.infoは仮想インフラにおける現実のセキュリティというセキュリティ関連コラムを2009年7月から公開しており、前述の問題の多くをカバーしている。
メインコラムニストのClaudio Criscioneは現在、仮想インフラ用として初となるセキュリティ評価ツールキットの開発を行っており、現在ベータ版が公開中。
Gartner社の発表にはほかにも2つの興味深い予測が含まれていた。
- 2012年時点では仮想化されたサーバの60%は元の物理サーバより危険になる。
同調査会社は、この数字は2015年末までに30%に低下するとも予想している。 - 2009年末時点では、仮想化可能なエンタープライズデータセンタのワークロードのわずか18%しか仮想化されていない。この数字は2012年末までに50%以上に達すると見込まれている。
これに従い、virtualization.infoのVirtualization Industry Predictionsページは更新が行われている。
VMware社が次期vSphereにLikewise認証を組み込みへ(20100316-6)
VMware社がvSphereの将来のバージョンにLikewise社の技術を組み込むというOEM契約を両社が先ごろ結んだ。
Likewise社はエンタープライズ認証用に複数の製品を販売する米企業。最も人気が高いのは「Open」という簡単な名前のもので、オープンソース(GPLおよびLGPLライセンス)として無償で配布されている。
Likewise Openは、Pluggable Authentication Modules(PAM)とName Service Switch(NSS)を使って非WindowsマシンをWindowsドメインに認証する。
Kerberos、NTLM、そしてSPNEGO認証をサポートしており、SSHサービスのシングルサインオンも提供する。
この提携により、Microsoft Active DirectoryユーザがESX/ESXiホストにシームレスにログインできるようになる。
virtualization.infoでは、この機能が現在プライベートベータテスト中のvSphere 4.1に搭載される可能性があるとの未確認情報を入手している。
リリース:VMware View 4.0.1(20100316-4)
virtualization.infoは2月中旬、「View 4.0.1」(ビルド233023)のリリースを見逃してしまった。
このメンテナンスバージョンではVirtualCenter 2.5 Update 6とESX 3.5 Update 5が新たにサポートされたが、そのほかは仮想プリントのサポート追加が中心となっている。
VMware社はThinPrint社とOEM契約を結んでおり、これにより同社は複数の製品に「.print」ドライバを組み入れられるようになっている。そして、その1つがViewだ。
今のところ「.print」はシンクライアントがRDPプロトコルを使う場合に限り、View環境限定でサポートされている。しかし、View 4.0.1ではこのThinPrint技術のサポートがPC over IP(PCoIP)プロトコルを使うシンデバイスにも拡張された。
Citrix社がXenからXenServerやXCPへの移行ツールを提供(20100316-3)
Citrix社は先ごろ、オープンソースのXenハイパーバイザーから同社によるXenServerのオープンソースインプリメンテーションやまもなく登場するXen Cloud Platform(XCP)への仮想マシンの移行を簡略化する新しいオープンソースツールをリリースした。
このV-to-V移行ユーティリティはPythonで書かれており、Xen VMからXenServerやXCPが理解するXVAフォーマットへのオフライン変換か、VMからこの2つのターゲットプラットフォームへのライブストリーミングを実行することができる。
同ツールは準仮想化とハードウェア仮想化アシステド(HVM)仮想マシンの両方をサポートするが、まだ開発の初期段階にあり、Citrix社は問題やバグに注意を呼びかけている。
ラベル: Citrix, Cloud Computing, Xen
VMware社がデータベースに重点を置き、Redis社の創業者を招へい(20100316-2)
VMware社は3月15日、Redis社創業者で開発責任者のSalvatore Sanfilippo氏を同社が招き入れたことを発表した。
Redisはオープンソースのジャーナリング対応キー/値データストア。
これはある意味、2モードで動作するデータベースサーバと考えることもできる。データ全体をRAMに格納し、それを非同期で時々ディスクに保存するか、もしくはアペンドファイルを使ってデータセットが変更されるたびに保存することもできる。
Redisはまだフォールトトレラントになっていないものの、バージョン2.0のリリース後はクラスタリング機能を搭載してくるはずだ。
これはANSI Cで書かれており、Ruby、Python、PHP、Perl、C#、およびJavaなど、多数のプログラミング言語でサポートされている。
この発表を行ったのは2009年8月にクラウドサービス担当ソフトウェアアーキテクトとしてVMware社に入社したDerek Collison氏だ。Collison氏はGoogle社の元技術ディレクターで、それ以前はTIBCO Software社でシニアバイスプレジデント兼主任アーキテクトも務めていた。
VMware社ではRedisを将来のクラウド指向アプリケーションやクラウドコンピューティングのインフラの重要なコンポーネントとして考えており、この動きをSpringSource社(2009年8月)やZimbra社(2010年1月)の買収と関連付けている。
Sanfilippo氏を迎え入れることにより、事実上はVMware社がRedisの開発に資金を提供することになる。
最高経営責任者(CEO)のPaul Maritz氏がミドルウェア技術に対する関心を1月末に明確に宣言しているので、VMware社は完全なソフトウェアスタックを構築するという新戦略に合致するほかのプロジェクトについても同様の動きを見せる可能性がある。
ラベル: Leadership, VMware
無償のSpiceworksがVMware vSphereをサポート(20100316-1)
Spiceworks社は2006年に設立された株式非公開の米企業で、ハードウェア/ソフトウェア/ライセンスの棚卸し、変更管理、ヘルプデスク、OS遠隔操作、およびネットワークマッピングに対応する完全無償のシステム管理プラットフォームを提供している。
同プラットフォームはSMB市場をターゲットにしており(調査対象の1000社を見ると伸びは鈍い)、コンソール内に表示される広告によって支えられている。
同社は4年前から注目に値する進歩を遂げており、検出機能をWindows、UNIX、Linux、そしてMac OS Xの各物理マシンのほかネットワークデバイスにも拡大し、Microsoft Exchange、SQL Server、そしてActive Directoryのようなミッションクリティカルなアプリケーションをサポートしている。
同社は先ごろ、VMware vSphere 4.0をサポートするバージョン4.6をリリースした。
同プラットフォームはESX/ESXiホストを検出し、それらの仮想マシンをすべて見つけ出し、棚卸しにvRAMや仮想CPUといった仮想ハードウェアの詳細を付加する。
Spiceworks社は、仮想インフラ監視機能が近い将来新たに投入されることを既に発表している。
広告によってビジネスを継続させられる可能性には多くが懐疑的かもしれないが、Spiceworks社の経営は今のところ順調のようだ。さらに、同社は広告主のプロモーション手法も賢い。たとえば、もしヘルプデスクのオペレーターが新しいハードウェアの必要な案件に対応している場合は、同製品がCDW社の販売情報付き検索バーの使用を提案し、アプリケーションを離れずに商品を購入できるようにしている。
このビジネスモデルは、仮想化ベンダーが無償で提供しないマルチホスト(そして願わくばマルチハイパーバイザー)の監視機能を提供することで、同社がSMB市場を徐々に攻略するための非常に大きなチャンスを与えている。
ラベル: Spiceworks, VMware
virtualization.info Rent-A-Labがサーバを40台に増強し、新施設へ引っ越し(20100315-8)
一部の読者はvirtualization.info Rent-A-Lab施設のことをよくご存じだと思われる。
信頼するパートナーのKybernetika社によって運用されるRent-A-Lab(RAL)は、チューリッヒにある最先端のデータセンタで、仮想化の専門家が望みうる最新かつ最高のサーバ、ストレージ、およびネットワークをそろえている。
RALは世界中の顧客がレンタル可能だ。virtualization.infoとKybernetika社では、そのベアメタルへの無制限でオンデマンドの(24時間)アクセスを2007年1月から提供してきた。
顧客はそれを利用することで、複雑な多層仮想インフラ(用意しているハードウェアは、Citrix社、Microsoft社、そしてもちろんVMware社など、市場の全ベンダーにサポートされている)をインストールし、トレーニングクラス(最も一般的なシナリオ)、製品評価、ベンチマークなど、何でも好きなことができる。
このプロジェクトが始まったのは3年前で、当時はラック1台に、9台のエンタープライズクラスサーバ、2台のSAN、そして2台のネットワークスイッチが収納されていた。その後、われわれは徐々にこの施設を拡張していった。
2008年の夏には既に、100万ドル以上に相当するハードウェアを世界中の顧客が(感動的な接続スピードで)利用できるようになっていた。
その後、顧客から認知され、ベンダー各社のサポートも得られるようになった。NetApp社、EMC社、そしてCisco社が自社製品をわれわれのラックに提供し、プレゼンテーション、オンラインイベント(第1回となるEMC社と共同のOneHourOnウェブキャストなど)、そして一流ワークショップ(スイスで開催されたCisco社の第1回Nexus Bootcampなど)の場所としてわれわれの施設を選んだ。
VMware社とCisco社では、3月初めから行われているスイス初開催のUCS Bootcampの優先実行環境にもRALを選んでいる。われわれは、これまでのところ200人以上の参加者にサービスを提供してきた。
そして本日、われわれはRALがさらに拡張され、新施設に引っ越したことを発表できることを光栄に思う。
新しい施設には30台のHP社製サーバ(DL380 G5)と、10枚のブレード(ブレードはもうすぐ20枚にアップグレードされる)を装備したCisco社のUnified Computing System(UCS)ブレードプラットフォームが用意されている。
サーバとストレージ(Dell社とEqualLogic社、EMC社、HP社、およびNetApp社)は複数のCisco 4948ネットワークスイッチとBrocade 5000ストレージスイッチで相互接続されている。
現在250万ドル以上に相当するインフラからは、すべての障害発生ポイント(もちろんインターネットコネクティビティも含む)が排除されている。
ご自分の目で確かめたいという方のために、われわれは3台のライブウェブカムを設置した。
(ユーザ名とパスワードはそれぞれ「tvdond」および「tvdond」)
データセンタは、そのすべてがチューリッヒの中心街にある新しい場所へ移設された。最寄りの駅から4分、空港から15分で、周辺には複数の宿泊施設がそろっている。
われわれはラック中心にクラス施設(2クラスで合計90席)を構築したので、顧客はオンラインだけにとどまらず、コースの開設、デモの実施、オンサイトでのミーティングが簡単にできるようになっている。
また、これらの部屋で専用のミニ会議を開催し、PowerPointのスライドではなく、新製品が動作する様子を見せる計画もある。
virtualization.info Rent-A-Labで製品発表イベントを企画することに関心のあるベンダーはぜひこちらからご連絡をいただきたい。
われわれは、ほかにも驚く計画の準備を進めているのでご期待いただきたい。
ラベル: Announcements
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